機械稼働率を“見える化”して生産性を向上

背景・課題

アルミファクトリー株式会社様は、精密部品の製造・加工を手掛けるメーカーです。

マシニングセンタでは複数機械を少人数で効率的に稼働させることが求められると共に、今後の事業拡大を考えると機械稼働率の向上が必要でした。

その一方で現場では停止してから次の段取りを始める、停止していることに気づくことが遅れることがおきるなど、マシニングセンタの機械全体の稼働率向上が求められていました。

支援内容

弊社では「工場機械の稼働率のリアルタイム可視化」を中心としたDX支援をご提案しました。

機械の状態をセンサーで検知し、その情報をクラウドBIツールを活用し、各機械の稼働状況をリアルタイムで“見える化”することで、機械停止の状態、稼働状況をリアルタイムで可視化・把握機械稼働率の向上に寄与する方法を実現しました。

本システムでIoT機器開発に強いパートナ企業様との共同開発を進めました。当社は得意領域であるクラウド環境構築領域であるデータ収集・蓄積・可視化を担当しました。

1. パネルコンピュータとの連携・通信方法の確定
2. クラウド環境構築・BIツールダッシュボード整備
3. Kintone(製造指示アプリ)の業務データとのデータ連携

システム構成

AmazonWebService(AWS)のサービスを活用したクラウド可視化基盤を構築しました。IoT機器・パネルコンピュータで収集したデータをMQTTでクラウド環境へ蓄積・変換し、BIツールで視覚的に分析できる構成です。

主な構成要素:
– IoT機器(センサー・PLC + パネルコンピュータ)
– SQLローダー ・・・Amazon RDS
– データの自動集計/バックアップ・・・Amazon S3
– 可視化・・・AmazonQuickSight

支援成果

Quicksightにより全機械の稼働時間がリアルタイムで把握可能になり、停止・稼働状態、日別の稼働時間・稼働率の把握が可能になりました。
また、非稼働時間も停止要因別に把握することが可能になりました。

– 全機械稼働状況をリアルタイムで把握することで、止まってしまった時間を最小化。
– 業務データ(日報や受注、製造指示データ)と連携することで受注単位での機械稼働時間の把握が可能

お客様の声

製造機械は基本的に機械の稼働時間が売上高と比例します。そのため少ない人数で機械稼働率を最大化させることは生産性の高さに直結します。リアルタイムで機械の稼働状況が可視化できるようになり、停止の初動・判断の材料として役立っています。


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