実現したいシステム要件の翻訳

背景・課題

株式会社タケシン様は、スポーツ用品を中心とした検品業務を長年手掛けてきた専門企業です。

シーズンごとに25万点ほどある検品作業を、バーコード管理・目視確認という方法で行っていたため、梱包後の再確認ができない、数値管理にヒューマンエラーが生じる、不良品検出をタイムリーに報告できないという課題が生じていました。「課題改善のためにどう進めていいか分からない。」このような状況の下、新たな一歩を踏み出すための支援をしてほしいご要望がありました。

支援内容

社長の考えている業務の内容を、システム会社に発注できる形に翻訳しました。

具体的な取り組みとして、
1.社長から業務課題、システムで実現させたいことをヒアリング
2.システム開発における業務要件を整理
3.システム開発会社へ見積説明、提示された見積の妥当性評価
4.システム開発をスタートする、費用・要件確定を実施。
会社としての意向を汲み取り、RFIDシステム導入を提案。要件定義書作成~運用内製化までを支援しました。

支援成果

RFIDタグ情報を活用した検品高効率化と検品、タグ情報で把握できる情報提供システム構築のための、システム会社に向けた資料を作成しました。
またその資料を活用し、発注者に向けて他の受注先とのちがいや、発注会社への情報提供が可能になるなどのメリットを報告することで、末永く発注を依頼してもらえる関係づくりにも寄与しました。

1.社内に起因するミス/時間ロスの削減
2.社外に起因する異常根拠/不良品管理徹底
3.数量把握によるマネジメントの実現
4.新しい収益機会の獲得

RFIDシステム導入により以上のようなビジネス上の効果が期待できるだけでなく、競合他社との差別化を図ることができます。

結果として、検品・検針による不良品確認からRFIDタグ付といった業務をチェックシートにより、数量確認・異常記録を残せるようになりました。
今後、作業工程をデジタルシフト化することでトレーサビリティや不具合エビデンスの記録の徹底が図れ、より一層のQCD向上が期待できます。

お客様の声

更なる生産性向上・品質向上に向けてIT化の検討を進める中で、ITのことを詳しく知らないまま直接IT会社に開発をお願いすると、要望と全く違うものだったり、リスクを加味されて超高価なものになってしまうのではないかという不安がありました。
しかしコンサルタントを依頼することで、両社の間に誤解を生まない解りやすい資料をつくっていただくことができました。
また、資料を徹底して作って下さるため、ITベンダ同士の見積もりの誤差は5%程度で、費用感のイメージが湧き、融資の検討にも大変参考になりました。

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